医療法人 熊愛会熊本脳神経外科病院

脳ドック

脳ドックの必要性

脳梗塞、脳出血、くも膜下出血に代表される脳卒中は、日本人の死因第4位に挙げられる患率の高い疾患群です。脳卒中の最も恐ろしい点は、前触れもなく突然発症することが多いことで、発症後、救命できたとしても、痺れや運動障害などの後遺症が残り、重症の場合は寝たきりとなってしまうこともあります。ご本人様の社会生活に大きく影響するだけではなく、ご家族様にとりましても介護が必要になったりと大変な負担がかかることになってしまいます。
しかしながら、脳卒中は生活習慣病とも言われているように、私生活の改善やMRIによる症状の早期発見により、発症を未然に防ぐことができます。疾患により、私生活が影響するもの、持病が影響するもの、遺伝が影響するものなど、様々な要因(リスクファクター)がありますので、ご自身のリスクファクターをしっかりと把握し、これから脳卒中にならない生活を送るための様々なご提案をさせていただきたい。そのことが、当院が脳ドックを行う上での1番の思いです。

脳ドックの目的

  • 脳動脈瘤を早期発見し、くも膜下出血を未然に防ぐ
  • 虚血性変化を発見し、脳梗塞を未然に防ぐ
  • 危険因子を把握し、脳卒中の原因となる動脈硬化を未然に防ぐよう(進行を遅らせるよう)生活改善を促す

当院 脳ドックの3つの特徴

  • 日本脳ドック学会認定施設

    当院は日本脳ドック学会より「脳ドック認定施設」の認可を受けており、質の高い安心・安全な脳ドックをご提供できるよう努めております。

  • 高磁場3.0T(テスラ)MRI装置

    Philips社製3.0T MRI装置を導入しております。脳ドックで一般的に用いられる1.5TのMRI装置と比較し、高画質・高精細な画像をご提供します。1.5T MRI装置ではわからないような小さな病気や細かい血管の抽出などに優れています。

  • 脳神経外科専門医による結果説明と検査後のフォロー

    熟練の脳神経外科医が専門的な立場から適切な結果説明をいたします。万が一検査の結果病気が見つかった際には、その後も引き続き当院にて専門的な医療サービスをご提案します。

検査コースのご案内

脳ドックのメニューと料金設定

検査項目 Aコース Bコース 簡易コース
問診
測定
(血圧/身長/腹囲/BMI)
頭部MRI・頭部MRA
頚部エコー -
動脈硬化検査 -
血液検査 - -
尿検査 - -
心電図 - -
栄養指導 - -
結果説明 -
料金 40,000円 30,000円 20,000円
所要時間 2時間 1時間 45分
Aコース 万全の検査により、ありとあらゆるリスクファクターを見落とさないためのフルコースメニューです。管理栄養士による栄養指導を行います。
Bコース 画像検査を中心としたコースです。他の検査は健康診断で受けているため、脳の検査だけを受けたい方などにお薦めです。健康診断がお済みでない方には、血液検査と心電図の検査をオプションで付けられることをお薦め致します。
簡易コース MRI・MRA検査のみのコースです。結果説明はありません。企業様の集団受診等にお薦め致します。

オプション設定

血液検査 5000円(税込)
心電図 1500円(税込)

検査項目の説明

頭部MRI

脳梗塞や脳出血など、脳の異常の有無を確認します。

過去に脳卒中を起こしていた痕跡や、将来脳卒中を起こす可能性のある予兆も含めて評価します。

頭部MRA

MRI検査に含まれる血管を画像化する手法です。脳動脈瘤や動脈硬化の有無を確認します。

頸部エコー

頸動脈内のプラーク(主にコレステロールの塊)の有無を確認します。

プラークが血管からはがれてしまうと、脳内の血管で詰まり、脳梗塞を起こします。

血液検査

脳卒中のリスクファクターとなる、糖尿病・脂質異常症などの有無を確認します。

心電図

心臓の異常の有無を確認します。心房細動のような不整脈がある場合には心臓内に血栓を生じやすく、この血栓がはがれてしまうと、脳内の血管で詰まり、脳梗塞を起こします。

動脈硬化検査

血管の硬さや詰まり具合を評価します。血管年齢が分かります。

検査結果報告について

  • Aコース及びBコースの受診者様には、すべての検査が終了した後に、担当医より検査結果報告をさせていただきます。
  • 簡易コースの受診者様につきましては、結果説明はございません。
    すべてのコースの方に、ご自宅宛てに結果報告書を郵送させていただきます。

予約について

注意事項

  • 以下に該当する方は、MRI検査ができないため、脳ドックを受診して頂けません。

    • ペースメーカーや除細動器などの電子機器装置を使用されている方。
    • 妊娠14週未満の妊婦の方(胎児への安全性が証明されていません)
  • 以下に該当する方は、MRI検査を受けられない可能性があるため、事前に病院へ確認のご連絡をお願い致します。

    • 人工関節・ステント・などの金属製の医療機器を使用されている方。
    • 閉所恐怖症の方
  • 検査項目に血液検査が含まれている方は食事制限があります。

    • 受診時間が午前の場合は朝食を、受診時間が午後の場合は昼食をお控え頂きますようお願い致します

脳ドック営業時間

A・Bコース 月・火・水・木・金・土(日曜・祝日不可)
簡易コース 月・火・水・木・金・土・日(日曜・祝日可)
  • ご予約について

    • お電話もしくは以下に掲載しますメールフォームよりご連絡ください。
    • 受診希望日の1週間前までのご予約をお願い致します。
    • 予約が完了した後に、ご自宅に必要書類をお送りします。ご記入の上、当日ご持参ください。
    • 万が一キャンセルが生じた場合は、お早めにご連絡をお願い致します。キャンセル料は頂いておりません。
  • 脳ドックセンター
    脳ドックセンター
  • 脳ドック待合室
    脳ドック待合室
    (こちらの施設は準備中です)
  • 脳ドック診察室
    脳ドック診察室
脳ドックのご予約

脳ドック実績データ

受診者数の推移とコース別の受診者数

(個人で受診された方と、会社を通して受診された方を分けて表示しています。)

脳ドック受診者数 コース別割合 (会社) コース別割合 (個人)
脳ドックの受診者数は近年増加傾向です。
  • 個人で受診される方には、画像検査を中心としたBコースや、充実した内容のAコースが人気です。
  • 会社を通して受診される方では、簡易コースが一番多いですが、頸部エコーや医師からの結果説明を含めたBコースも人気です。

受診者数の推移とコース別の受診者数

年代の分類 総合判定の結果 発見された主な病気
  • 年代別の受診者割合に関して。

    • 40代~60代が全体の9割を占めています。
    • 脳卒中の発症は中高年者に多いことから、当院と致しましても40代以上の方への受診を特にお勧めしております。
  • 総合判定の結果に関して。

    • 異常なしとされた方は、今後も引き続き規則正しい生活を続けて下さい。

      • 今後も3~5年に1度を目安に脳ドックを受診されることをお勧めします。
    • 軽度異常とは、正常とはやや違う状態ではあるものの、治療の必要はないという判定です。生活に支障はありません。

      • 1~3年後に再度脳ドックを受診されることをお勧めします。
    • 要再検査とは、何らかの異常が見られるため、再検査をして下さいという判定です。

      • 再検査は外来診療でのご案内となります。

        異常の種類によってすぐ再検査をするべきか、時間をあけて検査をするべきかは異なりますので、報告書をよくご確認ください。

        必要に応じて当院から紹介状をお渡しすることも可能です。

        その場合は一旦当院の外来を受診していただく必要がございます。

        (紹介状のみのお渡しはできません)

    • 要治療とは、早急に治療の必要な異常がありますという判定です。

      • 時間をあ専門医を外来受診してください。

        必要に応じて当院から紹介状をお渡しすることも可能です。

        その場合は一旦当院の外来を受診していただく必要がございます。

        (紹介状のみのお渡しはできません)

    • 治療継続とは、既に治療をされている方に向けた判定です。
  • 脳ドックで見つかる主な病気
    • 脳動脈瘤(5.4% 約18人に1人)

      • 動脈瘤が破裂しくも膜下出血を起こす確率は、発見された場所や大きさなどによって異なりますが、およそ年1%です。

        早急な手術を必要とする事は少ないですが、しっかり治療方針を決める事が重要です。

        必ず専門医を受診して下さい。

    • 血管拡張・突出(7% 約14人に1人)

      • 血管軽が局所的に太くなっていたり、血管が枝分かれする場所で少し膨れている状態です。

        日常生活に影響はありませんが、時間がたって脳動脈瘤に移行する場合もありますので、1年後に脳ドックを再受診される事をお勧めします。

    • 血管狭窄・動脈硬化(6.7% 約15人に1人)

      • 血管が狭く硬くなっており、血液の流れが悪くなっています。

        将来脳梗塞や脳出血を起こす可能性が高いといえます。

        原因となっている高血圧・糖尿病・肥満・脂質異常症・喫煙などの症状・生活習慣に対して治療や改善を行い、規則正しい生活を心がけてください。

    • 陳旧性脳梗塞(2.1%)・陳旧性脳出血(1.3%)

      • 陳旧性とは、古いもの、病気の痕といった意味です。

        陳旧性脳梗塞には、症状に気づかなかったいわゆる「かくれ脳梗塞」も含まれます。

        これらを過去に発症しているということは、現在も脳卒中になる原因を抱えたままであると考えられるため、再発する可能性があります。

        生活習慣病と向き合い、必要な治療を行いましょう。

    • 微小出血(2.1%)

      • 高血圧を原因として脳内の細かい血管から出血している状態です。

        血圧の治療を行います。

脳ドックのご予約