簡単診断の結果
※結果はあくまでも可能性のある病気です。正確な診断には、医師による診察が必要です。
1~2ヶ月前に頭部を打撲した。最近になって手足が痺れるようになった。
という症状から疑われる病気は、
慢性硬膜下血腫
である可能性があります。
特徴
頭部打撲をきっかけに、しばらく時間が経ってから脳と頭蓋骨の隙間に血が溜まった状態を指します。血腫が大きくなり、脳を圧迫することで認知症状・頭痛・尿失禁・歩行障害といった症状が生じます。アルコールを多く取る方や高齢者に発症しやすく、打撲の経験や記憶がない場合もあります。
当院でできること
CTやMRIで血腫の有無を確認します。脳を強く圧迫している場合は、穿頭ドレナージ術を行います。頭蓋骨に数cmの穴を開け、血腫を取り除く手術です。必要に応じて、術後にリハビリも行います。
- <主な検査>
* 必ずしもこの通りではありません。診察の結果、医師が必要と判断した検査を行います。
アクション
尿失禁や歩行障害(小刻みなチョコチョコ歩きや、一歩目の出にくさ、方向転換のしにくさ)認知機能の急速な悪化はこの病気に特徴的な症状です。最近おかしいなと感じたら、まずは病院を受診されてください。